自己決定・自己責任時代に、自治体職員として求められる「法的思考能力」の強化を図り、スムーズな行政活動に活かすための研修です。
地方分権により、国から自治体に権限が大幅に移譲されました。これからは自治体職員が地域社会の政策・施策を自らの手で策定し、自らの手で実施することになります。自治体職員にとって「自己決定・自己責任」時代の到来であり、説明責任も問われてくると思います。このような状況変化の中で、地域社会の期待に応えるために、一層の「法的思考能力」が求められています。
研修の特徴
2~3日間にわたる講義と演習の併用により、業務の的確な遂行に欠かせない法的判断を高めます。
「自己決定」「自己責任」時代に応える研修プログラムです。
プログラム (一例)2日間研修
時間 | 概要 |
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1日目 | 基礎的な法概念と行政・行政法の一般的特質についての講義および演習 2.公法と私法/刑法と刑罰 3.訴訟法と裁判 4.行政法の各種法源 5.法律の委任と行政立法 6.行政法規の法解釈 7.演習による学習内容の補完と理解の定着 |
2日目 | 組織/権限/事務の執行にかかる行政法的理解を深める講義および演習 2.権力的作用と非権力的作用 3.法治行政と条例/要綱行政 4.行政主体と行政機関 5.行政機関と職務権限 6.権限に委任/専決/代決 7.演習による学習内容の補完と理解に定着 |
3日目 | 日々の業務を行政法的に判断し、誤りなく処理するための講義および演習 2.公定力その他の法的効力 3.法の適用と裁量の限界 4.条件その他の付款 5.瑕疵ある処分の取消/処分の撤回 6.違法/不当な処分の救済 7.演習による学習内容の補完と理解に定着 |