ビジネス文章の意義を理解したうえで、ビジネス文書作成においての必須スキルを学びます。実作・演習を通して、わかりやすく指導いたします。
研修日数 | 1〜2日間 |
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ビジネスパーソンにとって、文章作成は欠かすことのできない業務です。毎日の電子メールはもちろんのこと、企画書やプレゼン資料の作成、お客様への案内状、通達文など、文章を書かない日はまず、ありません。
特にメールは日常的なものですので、流れ作業になりがちです。少しでも早く仕事を片付けるために素早く打ち込み、読み返さずに送信する。その結果、相手に間違った意味に取られてしまったり、不快な思いさせてしまったり…。 また、せっかく一生懸命考え、苦労して仕上げた企画書を上司に見せたら、「これでは伝わらない」「分かりにくい」などと、つき返されたり…。
こういった苦い経験は、誰しもお持ちなのではないでしょうか。
文章はだれでも書けるものです。ただ、相手を不快にさせない文章、相手に読んでもらえる文章を書くには、ちょっとした技術が必要です。
ビジネスで必要とされる名文とは?
「名文」と言われると、明治の文豪、夏目漱石や森鴎外を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。「吾輩は猫である。名前はまだない」の書き出しで有名な『吾輩は猫である』は多くの人が知っています。 もちろん 現代でも、名文を書く小説家はたくさんいます。
では、ビジネス文章における名文とは何を指すのでしょうか? 文学的な文章の組み立てと重なる所は多々ありますが、ビジネスでは「明文」と書きます。これは、すなわち“明らかなこと”が優先されるということです。何度も読んで味わう文学的表現ではなく、一度読んだら頭にさっと入る分かりやすい文章、何が書いてあるのか、何を伝えようとしているのかが分かる文章が求められています。
「明文」が書ければ、様々な場面で活用することができ、お客様や上司、同僚からの信頼を得ることができるはずです。
まずは苦手意識を払拭すること
いつの時代でも「文章を書くのが苦手で…」という人はたくさんいます。それは、文章を書く能力がないというのではなく、ただ、書き方を習得していないだけのことです。
本研修では、わかりやすく、筋の通った文章、内容に興味を持ってもらえる文章、時には説得力のある文章表現のしかたを学びます。受講者同士の作文交換等、楽しい演習も多く取り入れていますので、苦にならずに「明文」を書く方法を取得できることと思います。研修が終了するころには、きっと、苦手意識がなくなっているはずです。
皆様にビジネス文章を好きになってもらえたら… そんなことを思いながら、作成したプログラムです。
当研修の目的・5つのポイント
1.ビジネス的文章と文学的文章の違いを知る。
2.ビジネス文書を書くのに必要な「発想法」を実作・演習を通して学ぶ。
3.ビジネス文章を書くのに必要な「構成法」を実作・演習を通して学ぶ。
4.ビジネス文章を書くうえの「よい習慣」を学ぶ。
5.様々な場面を想定した文章を書き、上記をふまえた練習を行い、各自の良い点・改善点(課題点)をつかむ。
プログラム (一例) 2日間研修
時間 | 概要 |
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1日目 | 1. 誰でも書ける文章作法 ― 文章観を考える ― 2. 文章訓練法入門 ― 相互コメント法 ― 3. 文章に関するQ&A 4. 文章技術演習 (1) 発想法 5. 文章技術演習 (2) 構成法 |
2日目 | 6. 文章表現演習 (1) ― 的確に伝える ― 7. 文章表現演習 (2) ― 分かりやすく伝える ― 8. 文章表現演習 (3) ─ 正確にモレなくつたえる 9. 文章表現演習 (4) ─ 印象的・納得的に伝える ─ 10. 研修感想文を書く |
★ 2日目はほとんど実習の時間となります。1人1人へ、きめ細やかな指導を行うために、受講者が20名以上となる場合は、2日目を2クラスに分けて行うことをご提案いたします。