コラム

ピンピンころりは「一日一善」の実践から

今日、一日一信の会のメンバーでもあり、古い友人でもあるY子さんからおはがきが届きました。それはお父様が書かれた文章です。とてもいいことが書いてありました。ご了解を得ましたので、皆様にご紹介します。

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人生の晩年を迎えた人々は、神社仏閣に参拝して「ピンピンころり」を祈願するという。人生の最後まで健やかで元気でいて、死するときは長患いせず、苦しまず、穏やかにとの願いです。その願いが叶わぬか否かは不可解ですが、それに近いくらいに至る方法があります。

それは、「一日一善」を実践することと思います。一善の仕方の例としては、

(1)明るい笑顔で家族や隣人に挨拶する。
(2)相手の長所や行為を心から褒める。 等々

 「一日一善、生涯五萬善」が私の目標で、人様に尽くす、その行為が自らの命を生き活きとさせ、それがピンころの土台と思います。

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 お父様は今年94歳です。現在、ホームに入っていらっしゃいます。最初は、入所者同士のコミュニケーションがないことに、とても違和感をもったようです。そこでお父様は、周りにいる人へ率先して、笑顔で挨拶を続けました。今では明るい雰囲気になったようです。

「今行くと、父を囲んで古い歌を何人かで歌っていることがあります」とY子さんが言っていました。

 「挨拶は人間関係をつくる第一歩」―― 話し方教室で、最初に教わったことです。
修了式で行った代表者のスピーチを思い出しました。確か50代くらいの男性だったと思います。

 挨拶の大切さを学んだ日、今日はぜったい挨拶をするぞと、意気込んで家に帰りました。いつもしていないことをするのは勇気がいるものです。玄関に入ると、一呼吸おいて、大きな声で言いました。「ただ今」 すると、中から「どちら様ですか」と声が聞こえ、家内が出てきました。「まあ、お父さんだったの?」と家内はびっくりしていました。その日から毎日、挨拶をしています。 

 Y子さんのお父様が、初めて会うかた一人ひとりに笑顔を向け、あいさつし、話しかけている姿を思い浮かべます。加えて、「あなたの声はきれいですね」とか「今日は楽しそうなお顔をしていますね」などと、褒めてさしあげているかも知れません。生涯五万善が目標とのこと、すばらしいと感動するだけではなく、私も見習わなくてはと思いました。

 

研修担当者の皆様へ

「どのような研修を企画すれば、自分たちの組織のためになるのか」
「どのような研修を実施すれば、受講者が満足するのか」
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「総合教育に頼んでよかった」
そう言っていただけるよう、ご担当の方と協力しながら取り組んでいきたいと考えております。