複写はがきを始めて
皆さん、こんにちは。複写はがき「一日一信の会」を主宰している庄司ヤス子でございます。
だいぶ長い間、ご無沙汰してしまいました。会社のホームページもリニューアルしたことですし、心機一転、私もこのブログを通して、皆さんとつながりたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
このページでは、毎日の生活の中で、「こんなことがありました」「こんなうれしい気持ちになりました」「こんな思いをしました」などを発信したいと思っています。
「一日一信の会」は、「一日に1回は、誰かのことを思って、はがきを書きませんか」と付けた名前です。この会を作ろうと言い出したのは、㈱総合教育コンサルティングの社長、小林勝次です。私より早い時期に複写はがきを書いていました。
会員の交流を目的として「一日一信の会便り」を年4回発行しています。今は、80号を作成中です。第1号は1994年(平成6年)の12月でした。小林勝次が発起人として書いていますので、次回にそれをご紹介いたします。
はがきを手で書く。まどろっこしいと思われる方もいらっしゃると思います。キーを叩いてメールを送ればアッという間にお相手に届きますものね。でも、私はあえてボールペンを使って複写はがきを書いています。複写はがき? はがき大の、罫線を引いたノートがあります。間にはがきを挟み、その上にカーボン紙を載せて便りを書きます。はがきに複写されるので“複写はがき”です。手元には書いた控えが残ります。
複写はがきを全国に広めていらっしゃるのが、広島の坂田道信氏です。坂田氏は、「国民教育の父」といわれた森信三先生と出会い、森先生の高弟、“複写ハガキの元祖”ともいわれている教育者、徳永康起先生に複写はがきの手ほどきを受けます。坂田氏は29歳からひたすらはがきを書き、深めていらっしゃいます。(詳しくはPHP研究所刊『ハガキ道』をお読みください)
というわけで、私も坂田氏の影響で複写はがきを書き始めたのが1987年(昭和62年)3月です。直ぐにとりこになりました。友人と会えば、帰宅したその日にはがきを書きます。旅行に行けば、世話になった民宿の方にお礼のはがきを書きました。複写はがきの控えがどんどん増えるのがうれしかったです。もちろん読み返すのも楽しいことでした。
しかし、一方的だったら長続きはしませんでした。差し上げたはがき読んで、ご返事を下さる方がいらしたので、ここまで続けてこられたのです。坂田道信氏もその内の一人です。その頃は一日3枚書いていたので、毎日のようにはがきが届きました。郵便受けを見るのが楽しみでした。
はがきを書いていて得したこと。それは何年ぶりかで会った人にも、まるで、昨日会ったかのように話せることです。昔、勤めていた会社の同じ部署で働いていた人たちと集まったときのことです。部長が話しかけてきました。旅行先から出した絵葉書を覚えていてくださって、
「あそこにある支店に3年ぐらいいたことがあるんだよ。いいとこだね」
話が弾みました。会わなくても交流は続けられるのですね。はがきの威力を感じました。